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保育の理念
「愛によって互いに仕える」
毛呂山愛仕幼稚園の「愛仕」は、新約聖書ガラテヤの信徒への手紙第5章13節「愛によって互いに仕えなさい」からとられた言葉です。神様から深く愛されている者として、自分だけでなく人のことを考え、尽くせる人間になること、アプタン宣教師が「愛仕」の言葉を通して語られたことです。毛呂山愛仕幼稚園では90年にわたり、言葉だけでなく幼稚園のすべての業を通して、子どもたちに伝え続けています。
教育方針
1.「愛仕」の精神の基礎であるキリスト教信仰に基づき、祈りと礼拝を中心に生活する。
2.「あそび」を重視した(学習者を中心とする)保育を行う。
「遊び」とは「なにかに惹かれて、横道する」ことだそうです。子どもはもともと好奇心旺盛ですので「横道」つまり「遊び」の天才です。お母さんのお手伝いだって、「遊び」にできれば苦にはなりません。本園では子どもたちが好奇心を持ち、わくわくしながら何かに取り組み、何かを創ったり、からだを動かしたりすることのよろこびを体験することが最も大切だと考えています。そのような自発的な活動を通して、創造力、集中力、体力、ルールを守ることなどを身につけ、友だちに対する信頼と思いやりが育まれるからです。遊びの中で、特に次の五つに重点を置いています。
(1)自然との触れ合い
周辺の豊かな自然にできるだけ多くの機会に触れ、自然の持つ不思議な力を知り、その恵みの豊かさを深く感謝できるようになる。
(2)体育
幼児体育専門家の指導により、子どもの発達段階に応じた運動遊び、固定遊具を用いた遊び、また、夏のプールや冬のマラソンなど季節に応じた幼児体育活動を通して、基礎的な運動力を身につけること。
(3)リズム遊び
子どもの得意な、音楽に合わせて複数の隊形や複数のステップ(スキップ、ギャロップなど)を含む、リズム遊びによってリズム感やバランス感覚、また、人や動物のいのちに共鳴する力を養うこと。
(4)「絵本」の読み聞かせ
それぞれのイメージ(想像力)を引き出す絵と、誰の心の奥深くにもしまわれていることばからできている絵本の読み聞かせによって、想像力を養うこと。
(5)英会話教室
先生から、日本語以外のことばを聞く経験を通して、世界には、自分たちのものとは違う文化や習慣があることを体験すること。
(6)補助活動
お弁当・給食
認定こども園となり、昼食は毎日給食提供となりました。友だちと同じ物を食べる経験は楽しい昼食時間のきっかけとなり、食材への興味関心につながり、「栄養バランス」の面からも好評です。園外保育、行事日は、保護者の方にお弁当を作っていただいています。愛情のこもった手作りのお弁当は子どもへの愛のメッセージとなります。
通園バス
園児の自動車による送迎は、毛呂山で唯一の幼稚園だった時代からの、愛仕幼稚園の伝統の一つで、現在の通園バス運行に受け継がれています。遠方の方はもちろん近くにお住まいの方でも、必要に応じて、バスをご利用頂けます。バスの中では子ども同士の会話が弾み、年齢を超えた交流の機会にもなっています。友だちの輪が広がる楽しいひとときです。
保護者も楽しむ幼稚園生活
「園の下の力持ち」
保護者の会が、園のいろいろな行事や毎日の園生活の支え手であることは言うまでもありません。夏まつりや運動会、クリスマス会…年間を通して保護者の会のサポートを受けながら、子どもたちは充実した園生活を過ごしています。
「トーンチャイム」「お箏」
合奏用の楽器トーンチャイムの音色には、大人も子どももうっとりさせられます。保護者有志で「トーンチャイム」の練習を月に1回程度行っています。クリスマス会で練習の成果をご披露します。緊張気味の演奏者を見ながら、一緒に身振りで演奏に参加する子どもや集中して聞き入る子どもの姿が見られます。演奏者の中には、卒業生保護者が混じることもしばしばです。同様に、お箏体験の時間に練習した成果を、お楽しみ会で子どもたちに披露しています。愛仕幼稚園の子どもたちにとって、どちらの楽器も身近で親しみがあります。
「誕生日会」
誰でも必ずもっている「誕生日」は「1年に1度の大切な日」。幼稚園ではその月ごとに「誕生日会」を行い、友だちや保護者の方と一緒に、お祝いの時間を過ごします。子どもたちは特別な1日を過ごし、ひとつ大きくなった喜びを実感します。「○歳になったから!」と急に成長を感じさせる姿をたくさん見かけます。
「誕生日会のお楽しみ」
クラスごとに歌をうたったり、出し物を見たり、普段とは違うひとときを過ごします。出し物はその月により異なりますが、クイズ、踊り、手品、人形劇、寸劇、合奏、トーンチャイムなど、子どもたちは目を輝かせて集中して見ています。